子どもが社会に出る2040年までに学んでおくべきものは『①日本語と②英語と③IT・デジタル』
まだまだ先は長いですが、これからの時代、社会人になる2040年ごろまでにどんなことを学んでいくことが必要かなと考えてみたのですが、個人的には①日本語と②英語と③IT・デジタルの学習が特に重要なのではないかと考えています。
私が大学生の頃は、ビジネススキルの三種の神器は①英語、②会計、③ITだ、と聞いていました。ただ、これまで働いてきた実感としては、特にビジネススキルとして重要なのは日本語で深く考えてロジカルに説明する力だと考えています。
①日本語(深く考えて、ロジカルに説明する力)
日本語といっても、今の学校の教科書的な日本語ではなく、社会人になって通用する日本語です。
学生時代は、小説や、抽象的な文の読解力を試されたり、起承転結の感想文を書かされてきましたが、働きだしてからは全く役に立ちません。
本当に仕事でつかえる日本語を学んだのは働きだしてからだったと思っています。(批判的に考える、漏れなくダブりなく考える、ロジックツリーで説明するとか)
本当は、学生時代から学んだ方がいいんじゃないの?と日本の教育方法に疑問に思っています。
考え方だって深まるし、説明がわかりやすくなるし、学ぶのは早い方がいいと考えています。
②英語
話せるのと話せないのでは、経験できることの選択肢が大きく異なるし、
選べる仕事の選択肢の数が変わってきます。
会社によっては外国人との協業・コミュニケーションが当たり前のところもあります。
(私はほとんど話せないので、子どもに託します)
この点、大学入試の英語で、従来のリスニング、リーディングの2技能評価から、ライティング、スピーキングを加えた4技能評価に変わる潮流にあることは、日本教育にとって非常にいいことだと思います!
③IT・デジタルの基礎
よく聞くようになっていると思いますが、10年前と今では、世界の時価総額ランキングは大きく入れ替わっていて、Apple、Amazon、Microsoft、Google、Facebook、アリババ、テンセントといったデジタルを使った、プラットフォームを持つ企業に占拠されています。
日本でも、自動車のトヨタが1位であるものの、ソフトバンクG、キーエンス(センサー)、ソニー、NTT、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、任天堂、リクルートといったデジタル関連に触れている企業が上位に来ています。
今、経済産業省が2025年をめどに各業界のデジタル・トランスフォーメーションを推進しているので、これから子供たちが働き出す頃にはさらにデジタルが前提になった社会になっているはずです。
何を学んでおくべきかという点については、別にプログラミングができるようになるというよりかは、いろいろなシステム・アプリケーションがどんな仕組み・アルゴリズムで動いていて、どんなシステム・データの活用がされているか、概要を把握しておくことが必要だと思います。平たく言えば、ITパスポートで取り上げられるようなことです。https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_ip_ver4_1.pdf
ある程度把握していないと今の子どもたちが働きだす2040年代は今よりもさらにデータ利用が複雑に利用された社会となっているはずなので、仕事にならない可能性すらあります。ある程度分かっていればこれからできることが格段に増えると思います。
その次に学んでおくとよいこと
あとは、会計、ファイナンス、数学(統計関連)を学べるとなお良し
小学校に入るまでに学ぶべきもの
2040年に向けてとなると話が先過ぎるし、そんなこと今から考えてどうするんだと思ってしまうかもしれません。今とは想像もつかない別世界になっているかもしれません。
短期的な視点で、小学校に入るまでに学べることを挙げれば、日本語と英語だと思います。
特に日本語で、深く考えられるように、絵本をたくさん読んでたくさん言葉を覚えていってもらいたいなと思っています。
2040年以降の時代
私はまだ30代中盤なので、2040年はまだ現役で働いています。
つまり、今上に書いていることは私自身もキャッチアップしていかないといけないなと思います。