【ネタバレあり】トイストーリー4を観ての感想
昨日トイ・ストーリー4を観てきました!
観ながらいろいろな感情が出てきたので、それをどこかに書き留めたく、
このブログに書き留めてみました
ここからは、トイ・ストーリー4のネタバレが入ってきますのでまだ観ていない方は観た後に再訪いただくことをおすすめします><
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トイ・ストーリー4の感想
率直に良かった点
- 映像がめちゃくちゃ美しい
- おもちゃの話なのに人間味あふれる展開
- トイストーリー1から24年経ち、時の経過をそのまま反映させたかなような展開
- 最後に新しい生き方を選択する
- 新キャラ ダックス&バニーの存在感
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疑問点と不満点
- 子どもに希望を与えるようなファンタジーな世界感のままでいてほしかった。今までの仲間たちと一緒に新たな困難を乗り越えるような。
- フォーキーにセンシティブな差別問題を重ねているように思える。けど、トイ・ストーリーの世界観に持ち込まなくてもいいのではないか?
- 今までずっとともにしてきた仲間たちとあっさりと別れてしまった
- 傍から見ると、ウッディーは、アンディーからボニーの譲られたけれどボニーに気に入られず、病んでしまって、3までで語られてきた「子どものそばにいることがおもちゃの役割」という考え方を放棄し、自由な世界にそそのかされて、最終的に自由な世界に逃げてしまった、とも思えてしまう
- 子どもへの教育上、おもちゃはいずれは子どもから飽きられる、というメッセージは、親としては子どもに見せたくないのでは?
- ウッディーの声のボックスを奪われるシーンはけっこう残酷であり、子どもには見せたくない
- ギャビー・ギャビーとその手下たちベンソンの描写が子どもにとってはホラーでトラウマになりそう
と、ここまで不満点ばかり書いてきましたが、
考え方によってはいいところもところどころあるなと思いました
考え方によってはいいところ
すべての人が人気者ではない
3までは、ウッディーはアンディに気に入られていた主役だったけど、今回は気に入られていない存在。現実世界では、誰からも気に入られる主人公的な人は一握りであって、大抵の人はそうではないということに気付かされる。
いじめを受けて学校に行けない子どもたちには勇気を与えられるかもしれない
時代の流れによる価値観の変化
過去の作品でウッディーは「子どものそばにいることがおもちゃの役割」と語ってきました。持ち主に気に入られていないおもちゃにとっては、その一言はけっこうつらいことでもあります。
もしかしたら、この役割というのはおもちゃ界でも古い考え方だったのかもしれません。
現実世界で例を上げれば、以下のような古い風潮・価値観のようなもの。
- 男性は育休を取ってないで働いて稼いでくるのが役割(家庭環境、育児負担は家庭それぞれ、状況に応じて必要ならどんどん取ればいいと思う)
- 上司がまだ働いているのに部下が先に帰るのはありえない(過去の例としてたまに聞きます)
- 総合職は転勤を命じられたらどこへでも転勤せざるを得ない(うちの会社は基本転勤ないので、信じられない)
おもちゃ界の価値観も見直されたときに、
”持ち主に気に入られていないにもかかわらず、クローゼットに居続ける”必要はなく、本当に自分がやりたい道に進む、というのが時代にあった答えなんじゃないかと思いました。
不登校の子がユーチューバーやっていたりする時代です。
(ただ、これがトイ・ストーリーの世界観とマッチしているかといえばやはり違和感あり)
(旅立つという選択が、自分が導き出した答えというよりかは、ボーに誘導されて出てきた答えというようにも見えたのは残念)
バズ・ライトイヤーの優しさ
最後別れの前に、”彼女のことが心配だ”とウッディーが言った際、個人的には彼女ってボーのことかと思ったのですが、バズライトイヤーが"ボニーならもう大丈夫"、と言い返しました。これってバズライトイヤーがウッディの本当はボーと一緒にいたいという気持ちを察して、機転を利かせて言った一言じゃないかとおもい、バズライトイヤーはなんていいやつ!って思ったのですが、この解釈合ってますか?
誰かのために
映画中を通して、ウッディはボニーのために、自分のことは差し置いて、フォーキーを献身的にフォローし続けていました。誰かのために頑張るってメッセージは、ベタですが良いメッセージだと思います。
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感想まとめ
トイ・ストーリー4単体としてはメッセージ性があり、それなりにいい作品だと思います。一方でメッセージ性があると言っても子ども向けよりは大人向けだと思います。
また1,2.3からの流れを考えると、唐突に方向性が変わっていたり、ウッディーの思考に一貫性がなかったりと、ファンの期待と真逆に行ってしまっているのではないかと思いました。
4単体 ★★★★☆
1,2,3の続編として ★★☆☆☆