ベビーカー注意喚起について考えてみる
ベビーカー注意喚起に波紋
東武野田線の注意喚起のメッセージが話題になっています。
内容は、
「ベビーカーをご利用になるお客さまは周りのお客さまに配慮し、十分ご注意ください」-。東武鉄道が千葉県北西部を走行する東武野田線などの電車内で表示するこんな注意喚起が3月末以降、ツイッター上で波紋を広げた。「配慮すべきは周囲の乗客だ」「横柄な親がいるのは事実」などと議論は白熱。同社は、文言が一方的だったとして変更を検討しているという。
注意喚起は、どこに焦点を当てるべきか
おそらく鉄道会社は、過去にひどいクレーマーがいて、それに対応するために、ディスプレイにメッセージを乗せたのではないかと推測しています。
ディスプレイは広告にも使われますが、通常の広告主であれば、一番影響力が高いと自負しているメッセージを流します。
鉄道会社も、このメッセージを流せば、多くの人に影響を与えられる!というメッセージを精選すべきだと思います。
電車での精選された注意喚起とは?
本当に困っている人を助けられるメッセージ
ではないかと思います。
ベビーカーにぶつかった人は、確かにイラっとするかもしれません。けれどもどれくらい困るでしょうか。一瞬困るだけだと思います。
車内で電話をしないで下さい
これも、別に2人で話すのも1人で電話で話すのも変わらないじゃないかと思います。少しイライラする人がいるかもしれないけれど、どれだけ困るかと言われればそんなに困りません。
本当に困っているケース
一例ですが、
妊娠中で座りたいのに優先席で寝たふりをしているおじさんがいるケース
これは悪意のカタマリです。悪意・重過失です。
つらくて座りたいのに座れないときは、本当に困ります。一瞬イラっとするだけでは済まないこともあり、命・身体の危険にさらされることがあります。
そうした本当に困っているケースに焦点を当てるべきだと思います。
効果的なメッセージ
妊婦の方の前で寝たふりおじさんが世の中に溢れている昨今、
不自由な人に優先席を譲りましょう
では、伝わらなくなってきています。
優先席で寝たふりをしているそこのお客様、その優先席はあなたを優先するための席ではありません。目の前にあなたより優先すべきお客様がいないか十分配慮しご利用ください。
このくらいがちょうどいい。